①各タイプの「時間の感覚」
普段何気なく私達は自分の時間の感覚を基準にして人と接しています。
例えば、親しい友人に会った時に「お久しぶりですね」と言う事がありますが、
この「久しぶり」という時間は一体どのくらいの時間の経過なのでしょうか。
ある人は、1ヶ月ぶりだと「久しぶり」だなと思い、
ある人は1週間ぶりに会っても「久しぶり」だなと感じます。
仕事上でも、「これ至急にやってくださいね」と言って渡した書類を受け取った相手が処理をするのに、
「至急」なのだから、「今すぐに」と捉える人もいますし、
「今日中」に処理をすればいいのだなと思う人もいます。
「何時までに」と時間設定を明確にせず、「至急」という言葉を使うと例えば1,2時間経って、
まだ処理が済んでいない書類を見て、依頼者が「至急って言いましたよね」と言い、
受け手が「はい、だから今日中にはしようと思っていました」なんて、会話が成されるかも知れません。
こういう経験の中で「あの人には今すぐにやってください」と言わなきゃとか・・・・。
自分で相手に対しての対処を変えて、
時間の感覚の食い違いを回避していることも往々にしてあることです。
今の時代はメールや携帯、PCなどコミュニケーションツールが多くあります。
そのやり取りの中で、着たメールにすぐに返信をする人からすれば、
1日、或いは2日経ってから返信がくると、「遅い」と感じるでしょうし逆に、
時間の感覚の長い人からすれば、
1日、2日で返したのであれば「すぐに返事した」という感覚を持つでしょう。
と、それだけの感覚の違いなら葛藤やトラブルは起きませんが、
自分の感覚を基準にして付随する感情が生まれてきます。
特に一対一の親密な関係なら尚更ですが、
「すぐ」に返事がないということは愛情がないのかしら?とか、
何で返事が来ないのだろうと考えてみたりすることもあるでしょう。
ですが相手は「すぐ」に返したという感覚があれば、
まさか相手がそういう思いでいるということには気付かないのです。
感情面での行き違いや思い違いがあれば、
「そういうつもりではなかった」と誤解を招き、
相手とのコミュニケーションがギクシャクすることもあると思いますが、
エニアグラムがこの“ズレ”を解消し自分自身と他者との感覚の違いを埋めてくれるのです。
タイプ1
時間に常に追われ「足りない」という感覚を持っています。
いつも多くのことをこなす為に細かく時間を使い無駄な時間を使わないように時間を見ています。
他者に要求したことはそのことが終わるまで見届け、自分が気にとめていることは性急な対応を求めます。
タイプ2
時間は人との関係を維持する為に使われ、コミュニケーションを取る時間を大事にします。
相手のニーズに合わせ細かやかな対応をする人で相手が使う時間に合わせて行動します。
タイプ3
時間は何かをする手段として使っています。
時間を無駄なく使う為にギリギリの時間で動き回りせっかちです。
時間は早いスピードで流れているものなので、
他者から要求されたことへの対応も早くいつも“急いで”います。
タイプ4
時間は主観的な感情によって感覚が変わります。
自分が興味を持って熱中している時間は早いスピードで過ぎそうでない時は単調に過ぎていきます。
感動的なことが予測される場合は時間より早くから待っていることもあります。
タイプ5
常に経過していく時間を見つめています。
自分の時間の中で考えたり調べたりすることが多くあるのでいつも時間は足りません。
自分だけの時間を多くとりたいと思う人達です。
タイプ6
時間は、その意向を気にしていなきゃいけない「主人」であり、
期限や時間を守ることを重視します。
時間の中で出来ることをやりこなし時間に自分を合わせていきます。
タイプ7
楽しい時間はいつも「十分」にあります。
ただたくさんのことを“楽しみ”たいので、時間が足りないことが多くいつも忙しく動き回っています。
タイプ8
時間は自分がコントロールするものであり、
時間を守るばかりではなく時間に追われないように物事を早め早めに進める一方で、
熱中していることがあると、時間を無視し自分の思い通りに時間を使います。
タイプ9
時間は単調でゆっくりと過ぎていきます。
慌てずにすむように規則正しく時間を使いますが、
性急さが要求されると自分のペースが乱れて混乱することもあります。
